2005年12月24日
万年筆の印象と図解カタログ
丸善が発行した万年筆のエッセイとカタログが1989年に復刻。オリジナルは明治45年。
当時は30銭だったが復刻版は定価2000円。でもまた絶版の可能性が高い
前半は夏目漱石や北原白秋などの大物作家が寄稿していて後半は万年筆のカタログになっている、
当時のままの復刻なので旧仮名使いで読みにくい点はあるが広告も再現されていておもしろい
明治期の万年筆に対するイメージがどういうものだったのか知る資料でもある。
今では手のかかる筆記具という事をいわれるが、この当時は墨をする必要のないという分、
筆よりも簡便で手軽な筆記具という位置づけであり手紙で使われると不作法であったらしい。
現在の万年筆とボールペンの関係にも少し似ている。
反面、万年筆を使う人は進歩的であるといったりするイメージ戦略を展開させたりしている。
当時は30銭だったが復刻版は定価2000円。でもまた絶版の可能性が高い
前半は夏目漱石や北原白秋などの大物作家が寄稿していて後半は万年筆のカタログになっている、
当時のままの復刻なので旧仮名使いで読みにくい点はあるが広告も再現されていておもしろい
明治期の万年筆に対するイメージがどういうものだったのか知る資料でもある。
今では手のかかる筆記具という事をいわれるが、この当時は墨をする必要のないという分、
筆よりも簡便で手軽な筆記具という位置づけであり手紙で使われると不作法であったらしい。
現在の万年筆とボールペンの関係にも少し似ている。
反面、万年筆を使う人は進歩的であるといったりするイメージ戦略を展開させたりしている。
夏目漱石のエッセイ「余と万年筆」はあまりにも有名ですが、この本に掲載されていたものです。
このエッセイは現在、ネットでも読めます
内田魯庵のエッセイもあり熱心に万年筆の利点を強調している。
太字は使いやすくて筆のようにかけるとか、洋紙以外でも使ってもいいとか
新しい顧客層を開拓しようとしていて必死なのがつたわってくる。
NHK熱中時間でも、すなみまさみちさんがこの本をもっている映像がでました。
このエッセイは現在、ネットでも読めます
内田魯庵のエッセイもあり熱心に万年筆の利点を強調している。
太字は使いやすくて筆のようにかけるとか、洋紙以外でも使ってもいいとか
新しい顧客層を開拓しようとしていて必死なのがつたわってくる。
NHK熱中時間でも、すなみまさみちさんがこの本をもっている映像がでました。
Posted by セドリー at 16:07
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