2007年11月09日

ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!

ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!―私が選んだ一本の万年筆

まあ一言でいうならば万年筆の同人誌としかいうほかない。
正直、タイトルや表紙と帯のデザイン煽り文はダサイとおもう。
編者のブログのタイトル「万年筆が好きである」にしても良かったと思う

前半はwagner会員による愛用の1本をそのペンと原稿とともに紹介している。
146や149なんかは皆どうせ知ってるでしょっといわんばかりにペン先のup写真だったりするのが凄い
それぞれペンのブランドだけで無くインクのブランドと色名も載せられている。これが嬉しい

金の万年筆にはボルドー系が多いように見えるが、ソレが実に似合っているなと思った。
噂のペリカントレドの比較写真は、同じモデルでここまで違うのかとビックリさせられた。
マニアしか気付かない瑣末な違いかと思っていたが、毛並みから目つきから全く違う


個々の万年筆をみるにつけ自分の一本は何だろう?と思って読んでいたら1章の最後に
続編にはあなたの紹介文も載せてみませんか?というページがあり仰け反った
普通これは本の一番最後に載っけるべきではなかろうか

後半は対談やら調整方法やらですが、これも身内オンリーで同人的
メーカーのしがらみがないんだからもう少し苦言的な要素も入れて欲しかった所ですが、
どのメーカーでもファンがいる事だししかたないか


まあなんにせよ。欄外コメントにも載せたけどこれにつきる
「いい紙ね。 いい紙だわ、ホント、うん。初出版で、 こんないい紙に出会えるなんて、
WAGNERはついてる。手触りもいいし光沢も申し分ない。こめた思い、WAGNERは読者には伝わるわ」


タグ :万年筆

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Posted by セドリー at 20:34 │関連本